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    デジタルカメラを使おう
失敗写真をなくす為の 基礎の基礎(初級編)

デジタルカメラを使う方が多くなってきました。
簡単に撮れてすぐ見れる。便利ですよね。
でも、せっかく写した写真がボケていたり暗い写真ばかりでがっかりした。
こんな思いをした人も多いと思います。
失敗写真をなくすための超簡単な使用上の注意点を説明します。
ここでは難しい話は全く無し。
普通のデジタルカメラをごく普通に使うための注意点です。
ややこしい用語は中級編で説明しますので、そちらも参考にしてください。


頭にいれておいて欲しいこと
☆暗い場所や室内では手ぶれに注意
☆フラッシュは遠くにはとどかない
☆二人を入れた記念撮影ではピント合わせに工夫を


暗い場所や室内では手ぶれ(カメラぶれ)に注意
デジタルカメラはフィルムを使ったカメラより感度が低いので暗いところに弱い。
感度が低いと露出時間が長くなる。
露出時間が長いと露出中にカメラが動いてブレた写真が多くなります。
これを カメラぶれ とか 手ぶれ と云います。
特に小さなコンパクトカメラはカメラを固定しにくく手ぶれが起き易いのでカメラの
持ち方に気をつけましょう。
デジタルカメラの場合、液晶画面を見ながら撮影することが多くなりますが、
この姿勢もカメラを固定しにくく手ぶれの原因に。
ファインダーを覗いて撮影するとカメラが顔に固定され手ぶれは少なくなります。
出来るだけファインダーを使って撮影しましょう。
シャッターを乱暴に押し込むのも手ぶれの原因。
ゆっくり、じわーと押しましょう。


フラッシュは遠くにはとどかない
結婚式の披露宴、パーティ、講演会では被写体に近寄れなくて遠くから撮る事が多くなります。
場所も室内で暗くカメラ内臓のフラッシュを使う事になりますが、このフラッシュ、
遠くにはとどきません。せいぜい、2〜4m。
それ以上離れたものは真っ暗に写ってしまいます。
フラッシュを使わないとシャッタースピードが極端に遅くなり手ぶれ写真になりますので、
フラッシュは必要ですが、出来るだけ近寄って撮ってください。


二人を入れた記念撮影ではピント合わせに工夫を
シャッターを押すとカメラが対象物との距離を自動的に合わせて写真をとります。
これをオートフォーカスと云いますが、ピントが合うのは画面中央部。
一人の写真を撮るときはその人を画面中央に入れて撮るので問題ありませんが、
二人を撮る時は中央は背景になっていることが多く、ピントが背景に合ってしまい、
人物はボケていることになります。
このような時にはフォーカスロックを使いましょう。

フォーカスロックとは
二人の写真を撮るとき、どちらか片方の人が中心になるようにカメラを構え、
そこでシャッターボタンを軽く押します。半分くらい押し込んだ位置で少し重くなる位置、
そこでピントが合います。
最後まで押し切ると写真が写ってしまうので、途中で止める感じで。
これを半押しフォーカスロックといいます。
ロックしたままカメラを振って二人が均等に入るようにし、ボタンを更に押すとシャッターが切れる。
これで撮影完了。


以上、簡単な説明ですが、これだけで失敗写真はかなり減るはず。
もっと詳しく知りたい方は中級編を見てください。